バルーチ族好きな方は"Dokhtor-e-Ghazi" (ドフタレ・カジイ/裁判官の娘)とも呼ばれる、バルーチ関連氏族であるタイムーリ族のプレイヤーラグをご存知の事と思います。その祈祷用絨毯のフィールドの紋様と同じ柄(オリジナルの裁判官の娘よりもはるかに若いのでやや大味ではありますが)が織り込まれています。太陽光の元では輝くようなオレンジと水色が目立ちますが、個人的には渋い紫色が秀逸と感じています。サイズ：縦 約97×横 約69㎝ (フサを含めずに)年代：1940年頃(セミアンティークかオールドかの境目くらい)素材：全てウール染色：天然染料と合成染料？(オレンジ)パイル：袋物としての使用によるすり減りあり、パイルがしっかり残っている部分と結び目が見える部分とが混在上端：袋の口を閉じるためのスリットあり、その少し上でカットされ、断端はかがられている下端：切りっぱなし、スマック織のほつれあり左右：オリジナルの状態☆入手後手洗い済み、当方では鑑賞のみで綺麗な状態です☆ご希望がございましたら下端のフサ留めを致しますが、素人による手仕事とご理解下さい。飾りとしての使用でしたら現状のままで問題ないと考えています。上部のスリットにポールを通すと簡単にタペストリーにできるかと思います。☆当方、20年来のトライバル ラグ(部族系絨毯・キリムなど)のコレクターです。セミアンティーク(80〜100年)もしくはアンティーク(100年以上)の古い品を中心に、欧米のコレクター/ディーラー様から譲渡頂いて蒐集してきました。全て自身のコレクションとして購入したラグですが、集め過ぎたので整理の為に出品しています。私の中では第一線のお気に入りでは無くなったラグ達がどなたかのお気に入りになれば幸いです。海外民藝とも言うべき、一般女性達が日々の生活のために作成した手仕事の品です。長い年月を経てきたなりの難点もありますが、作成し使用してきた人々や歳月をも想像して楽しんで下さる方の購入をお待ちしております。他にもバルーチ、トルクメン、カシュガイ等のトライバルラグ類を出品しております。お時間のある時にご覧頂けると嬉しいです。